ポルトガルに行こう!
そう思った理由は、実は特にありません。
強いて言うなら、少し長めの休みが取れた父親とツアーのパンフレットを見ていて、なんとなく目を引かれたから。
行ったことない国だし、良いかも――
ということで決まりました。
世界遺産も数多くありますが、正直なところ、ロカ岬と発見のモニュメントくらいしか知りませんでした。
そんなほとんど知識ゼロの状態で訪れたポルトガルでしたが、実際に行ってみるととても良い国でした。
景色が良いとか建物がきれいとかはもちろんですが、なにより飯がうまい!
魚をよく食べるせいか、はたまた古くから日本と交流があるせいか、とてつもなく日本人の口に合います。
イタリアとかロシアとかでも「うまい!」と思いましたが、ポルトガルの料理は舌に馴染むうまさ。
日本でポルトガル料理屋を見つけたら、ぜひとも行ってみたいと思いました。
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ポルトガルへは直行便が無いので、どこかで乗り継ぎが必要です。
私たちのツアーはアムステルダムでの乗り継ぎなので、まずはオランダに向かいます。
しかしオランダの前に、本州の北の果てに住んでいる私は、羽田から成田への乗り継ぎが必要です。
ところが、ツアーの集合時間は朝の8時半。
朝一の飛行機で行っても、とても間に合いません。
ということで、前乗りして少しだけ観光をすることにしました。
ポルトガルに行く前に少しだけ鎌倉観光です。
初めての鎌倉なので、定番の鎌倉大仏や鶴岡八幡宮とかを見ましたが、この記事を見に来ている方はさっさと海外が見たいと思うので、割愛します。
海の目の前の「珊瑚礁」というカレー屋でキーマカレーを食べました。
次の日。
ちょっと余裕をもって行動したかったので、集合時間よりも30分早い、8時にツアーデスクに向かいます。
てっきりまだ誰もいないのかと思いきや、すでに同じツアーの人たちは集まってきていました。
スーツケースを脇に置いて、順番待ちです。
5月とはいえ連休ではないので、年配の方が多めです。
前の人の説明が終わるのを待って、自分たちの番です。
ツアーの説明を聞いて、イヤホンガイドの誓約書(壊したら金払いますってやつ)も書いて、イヤホンガイドを受け取ります。
イヤホンガイドを受け取ったら飛行機のチェックインに向かいます。
今回はKLMオランダ航空での移動になるので、初めてのチェックインカウンターです。
いや、チェックインカウンターどころか第一ターミナルから出発するのも初めてです。
基本的にJALばっかり使ってるので第二ターミナルからしか出発したことありませんでした。
さっそくKLMのチェックインカウンターに向かおうとすると、添乗員さんから、自動の方に行ってください、との声が。
なんでも、有人カウンターに並んだとしても、自動の方に行ってくれと言われて二倍の時間がかかることがあるとか。
ということで自動チェックイン機へ。
JALと違って事前に席の予約ができないのでどこの席になるかドキドキでしたが、一応は一緒に行った父親と二人並びになっていました。
しかし配置された席は、真ん中の四列席の半分。
かなりの頻度でトイレに行く父親が通路側になるのは確定なので、私が内側。
すでに隣も埋まっているので、隣に誰かが座るのは確実。
体のでかい私は、フライト中の11時間のあいだ隣の人とぶつかりながら座ることになるので、嫌だなぁ、と思いつつ他の座席を見てみると、結構空いてるのか三列丸ごと空いている席が。
わざと窓側の席を空けつつ、そちらに移動しました。
他の席も空いているのに、わざわざ通路側が埋まっているところに誰も来ないだろうという魂胆です。
ここに誰も来なければ、父親との間を一席空けて、かなり広々と使うことができます。
空けた席に誰も来ないことを祈りつつ決定ボタンを押して、次は荷物を預けます。
じゃあ有人カウンターに行こうかと、自動チャックイン機を離れようとすると、目の前にも列が。
カウンターの列の様ですが、人はいません。
よくよく見てみると、列の先には機械があり、並んでる人が荷物を中に入れています。
どうやら荷物を預けるのも自動になっているようです。
JALでは見たことが無い光景です。
有人よりも列が短そうだったこともあり、自動の方に並んでみました。
しかし、意外にも列が進みません。
有人と違って、自分で操作しなければいけないので、手こずる人がいると詰まってしまうようです。
一応係員の人がいて手伝ってくれますが、操作に手こずる人は一人や二人ではないので、度々列が詰まります。
本当は搭乗時間までに朝ごはんを食べようと思っていたのですが、もう残り一時間を切っています。
その後もしばらく待って、自分たちの番。
機械の中に荷物を置いてタッチパネルのボタンを押すと、自動で重量を測定して手荷物タグが印刷されます。
それを預ける荷物に付けて、またタッチパネルのボタンを押すだけ。
あとは勝手に奥に送られます。
簡単な操作しかしないので、全然手こずりませんでした。
荷物を預けて手荷物検査が終わると、もう搭乗時間まで残り30分ほど。
朝ごはんを食べる時間はないので、機内で飲む飲み物だけ買うことにします。
ごはんは機内食が出るまで我慢です。
機内でも飲み物は貰えますが、急にむせて大変だったことがあるので、一応買っていくことにしています。
飛行機に乗る前にトイレにも行っておきたかったので、真っすぐ搭乗口へ向かいます。
初めて乗るKLMの機体。
ディープスカイブルー(で合ってるのかな?)の機体がとても綺麗です。
人がいたので前まで行けませんでした。
トイレに行っていたらちょうど搭乗時間。
列が長くなる前に並びます。
真ん中あたりの席なので、前から乗って後ろの方へ歩かないといけないのかと思いきや、この機体は真ん中にもドアがあるのですぐ席につきました。
わざと空けておいた窓側の席です。
どうせ誰も乗ってこないと思いますが、一応飛行機のドアが閉まるまでは空けておきます。
個人用画面はタッチパネルになっています。
リモコンはありません。
リモコンが無いせいで、ゲームをするには常に画面に触れていなければならないので、結構腕が疲れます。
あとセンサーが付いているらしく、画面の近くで動きを感知すると勝手に画面が点きます。
操作しようとしている時にはいいですが、寝ている時に前の方に倒れるといきなり画面が点くので目が覚めます。
タッチパネルの操作に慣れていない人は消し方が分からずに、かなり眩しそうな顔をしながら頑張って寝ようとしていました。
シートポケットの他に、雑誌用のポケットもあります。
テーブルで隠れて見えませんが、真ん中にしか底が付いてないので、スマホとかを入れようとすると落ちます。(落ちました)
自分の席から撮った機内。
シートも青くて、明るい雰囲気。
誰も隣に来ないことを祈りつつ前から歩いてくる人たちを見ていると、明らかに乗ってくる人たちよりも空いている座席の方が多い。
お、これは作戦成功か?と思っていると、前から来る人がゼロに。
よし!勝った!作戦成功!と思った矢先、「当機は残り一名のお客様をお待ちしております」とのアナウンス。
まさか、その一人が隣に座るのか!?と身構えましたが、杞憂でした。
作戦は成功です。
三人席を二人で使えます。
さっそく窓側の席に移動しました。
窓からの景色も非常に撮りやすい。
滑走路が混んでいたため、離陸には少しだけ時間がかかりました。
確か10分くらい待ったと思います。
その間に流れた、「安全のためのビデオ」がすごく凝った映像だったのを覚えています。
ほんとにやったのかはわかりませんが、タイル一枚一枚に絵を描いて作ったアニメーションでした。
最後に実写で、タイルの工房と床一面に敷き詰められたタイルが出てきたので、ほんとにやったんだと思います。
JALもそれくらい気合いれて作って欲しい。
そして、テイクオフ。
11時間40分くらいのフライトですが、横の席が空いているので快適です。
しかし、水平飛行に移った途端、前の人にシートを倒されました。
いつもなら頭をぶつかりそうな位置にしておいて止めるのですが、油断していました。
横が空いているので、ずれればいいだけなんですが、そうすると父親と密着することになってしまって非常に狭い。
体がでかいので、シートを倒されると下に置いた手荷物が取れないくらい狭くなってしまいますが、まあ今回は隣が空いているので我慢します。
シートベルト着用サインが消えてしばらくすると、飲み物の提供が始まりました。
飲み物の種類を英語で言われても聞き取れないので、基本的に機内ではスプライトです。
そして一緒におつまみとして、スモークアーモンドが付いてきました。
これは写真を撮る前に食べてしまったので写真はありませんが、スモークが効いていてすごくおいしかったです。
ビールがめちゃくちゃ進みそうな味です。(私はビールが好きじゃないので飲みませんけど)
ちなみにオランダの飛行機なので、機内で提供されるビールは「ハイネケン」です。
日本でもたまに見かける緑のこれです↓
父親は喜んで飲んでいました。
さて、飲み物のあとしばらくして、機内食です。
いつもJALを使っているのでわざわざ写真は撮りませんが、今回は初めての航空会社なので撮ってみました。
Chicken or Fish?と聞かれて、フィッシュはジャパニーズスタイルだと言われたので、じゃあオランダのジャパニーズスタイルを食べてみようじゃないか、と思ってフィッシュにしました。
ご飯はただのカレー味のご飯なので、ジャパニーズスタイルなのは横の揚げ物の方のようです。
魚っぽいのを食べてみました。
ジャパニーズスタイルだというので天ぷらかと思いましたが、フライに近い感じ。
竜田揚げなのかな?
魚は普通にサバなので、味はおいしいです。
あとで知りましたが、KLMの和食は、アムステルダムにあるホテルオークラが監修しているんだとか。
でも一番おいしかったのは、パンです。
機内で温め直しているのか、熱々の状態で渡されます。
温め直したことで、外はカリっと、中はふんわりの状態になっているのですごくおいしかったです。
そして何故か、プラスチックのスプーンとフォークから胡椒の臭いがしました。
ちなみに写真には写っていませんが、離陸時に見た「安全のためのビデオ」同様、お盆に敷かれている紙にもタイルの写真が使われていました。
チキンの方はこんな感じ
いつもなら映画を見て過ごすところですが、なんとなくそんな気分じゃなかったので、音楽を聴いて過ごしました。
日本やアメリカの映画もありましたが、全く見たことも聞いたこともない映画もたくさんありました。
ヨーロッパの映画ってあまり日本には入ってきてないんですかね?
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軽食で出たチョコケーキとミネラルウォーターをホテルで食すために鞄にしまって、いよいよアムステルダムのスキポール空港に到着です。
KLMの拠点になってる空港なので、青い色の機体がたくさんいます。
日本で買って飲み残したお茶と、機内食で出たミネラルウォーターを持って飛行機から降りたところで、添乗員さんのところに一旦集合です。
ここで初めて同じツアーの人全員と顔合わせです。
やはり私が一番年下のようです。
軽く説明を受け、乗り継ぎのための手荷物検査へ移動します。
しかしここで、飲み物は飲むか捨ててくださいとの説明が。
オランダからポルトガルへは、EUからEUへのフライトなので、液体物も大丈夫かと思ったのですが、 どうやらダメみたいです。
ホテルで飲もうと思って四本くらいミネラルウォーターを持っていたのでさすがに飲み切ることはできず、もったいないですが捨てました。
私が日本から持ってきた爽健美茶もミネラルウォーターと一緒に捨てましたが、後日同じツアーの人が綾鷹を持っているのを見ました。
手荷物検査を通ったはずなのにどうやって持ち込んだんでしょうか?
わざわざスーツケースに入れていたんでしょうか?
オランダ人もドイツ人と同じ真面目なゲルマン系なためか、手荷物検査は厳しめ。
特に引っかかりそうな物を入れていなかった私のリュックも、一度機械を通した後に別の機械で検査されました。
特に問題は無かったようですが、カメラ用に持っていた小さな三脚が引っかかったんでしょうか?
手荷物検査が終わったら入国審査ですが、入国審査の前に一旦集合です。
ここは入国審査の直前なんですが、あえてここで解散です。
なにせこの後、乗り継ぎの飛行機まで6時間近くもあるため、暇つぶしが必要です。
そのため、空港の外に出て少しだけでも観光をする人と、空港の中のお店を見て回る人とで分かれるため、ここで解散となりました。
私たちはどちらにしようか迷いましたが、中心地からは離れている空港だと聞いたので、それではせっかく外に出てもほとんど見る時間はないんじゃないかと思って中に残ることにしました。
中に残る人はここから飛行機の時間まで自由行動。
観光する人は添乗員さんに率いられて外へと向かっていきました。
半分以上の人は、中に残っていたと思います。(また手荷物検査と出国審査するのめんどくさいもんね)
ちなみに解散した場所にある時計。
上の写真でも奥の方に写っていますが、この時計が有名な時計らしいです。
時計のように見えますが実は液晶画面になっていて、針が進む毎に掃除員のおじさんが針を拭きとって新しい針を描く映像が流れ続けているという一風変わった時計になっています。
入国審査の方を覗いてみると、ちょうど誰も並んでいないので中に入るチャンスでしたが、6時間もあるので慌てる必要はありません。
とりあえずこちら側のお店を見ていくことにします。
まずは解散場所の真後ろにあったお店に入りました。
お酒がメインの免税店です。
ここである閃きが。
「ポルトガルでポートワイン買ったら重いしスーツケースに入れなきゃいけないから帰りにここで買えばいいんじゃね?」
というわけでオランダにいるのにポルトガルのポートワインを探しました。
ポートワインが有名なのは知っていましたが、どこの銘柄が有名とかは全然調べていなかったので、少々探すのに手こずりました。
しかし無事発見。
何種類かあったので、帰りにここで買うことにしました。
その後もお店を見て帰りに買って帰るお土産を物色。
途中、オランダの陶器を基調にしたカフェテリア(お盆に食べたい物を乗せて最後に会計する形式のやつ)がありました。
おしゃれですね。
ポルトガルのお土産はある程度調べていましたが、オランダのお土産はほとんど調べていません。
そんな私が唯一覚えていたオランダのお土産が、チーズの試食に釣られて入ったお店にありました。
名前はあとで調べましたが、「ストロープワッフル」というらしいです。
ワッフル(ソフトクリームのコーンに使われているような硬いやつ)でシロップを挟んだお菓子です。
そのお菓子も試食があったので食べてみましたが、すごくおいしい。
硬いワッフルにシロップが染みてしっとりとした食感になっているので、カントリーマアムやぬれ煎餅なんかのしっとり系のお菓子が好きな私にはドンピシャ。
絶対買って帰ろうと決意しました。
さらに奥へ進んでいくと、アムステルダムにある美術館のお土産を集めたミュージアムショップやオランダ名物のチューリップ店、ミッフィーグッズを売っているお店なんかもありました。
オランダのスキポール空港と言えば、空港内に美術館とカジノがある空港として有名ですが、どちらも見当たりませんでした。
(カジノはすでに閉鎖されたようです。美術館に関しては、リニューアルオープンしたらしいので、もしかしたら事前に見ていた写真と見た目が変わっていて気付かなかったのかも)
一番奥まで行くと、スターバックスがありました。
世界中どこにでもあるスタバに、オランダまで来てわざわざ入りませんが、一つだけ用事があります。
それは、前回のロシアで初めて見つけた、ご当地デミタスカップの確認です。
おそらくずっと前から売っていたんだと思いますが、ロシアに行ったときに、有名なマトリョーシカのタンブラーがどういう物か見てみようと思って入った空港のスタバで初めて存在を知りました。
小さいし二個セットだしご当地の絵も都市の名前も入っているのでコレクションに最適です。
買うのは帰りにしてあるかどうかだけ見ようと思って、店の外から覗くと、タンブラーやマグカップはありますが、デミタスカップはありません。
あれ、もしかしてロシアにしかないのか?と思いつつちゃんと店に入ると、下の方にありました。
ちゃんとAmsterdamって書いてます。
でも今買ってしまうと邪魔なので、中まで入っておいて申し訳ないですが、帰りに買います。
店を一個一個見て行ったら、なんだかんだで三時間くらい潰せました。
搭乗時間の前に添乗員さんのところに集合するので、その前にトイレにも行くことを考えると、出発時間の一時間前くらいにはゲートに行っておきたいので、なんだかんだで残り二時間くらいです。
この辺で帰りのお土産を物色するのを切り上げて、入国審査を通ってポルトガル行きのゲートがある方に入ります。
入国審査で並ぶのを覚悟していましたが、誰一人いませんでした。
こちら側にもお店が並んでいて中を見たくなりますが、とりあえず夕食を食べます。
一通り見てみましたが、食べたいものがなかったので、適当にワインバーに入ってみました。
どうやらワインとシーフードのお店らしく、メニューもほぼシーフードです。
寿司もありましたが、外国でおいしい寿司を食べたことが無いし、オランダまで来て日本食を食べるのもなんかなぁって思ったので、サンドイッチにしました。
サンドイッチにも種類があり、中の魚が選べます。
オランダ語の他に英語でも書いていましたが、英語で書かれたところで何の魚かわかりません。
分かるのはスモークサーモンと「水曜どうでしょう」で食べていた「ハリバット」くらい。
私はできるだけ食べたことのない物を食べてみたい性格なので、「水曜どうでしょう」で食べていたという知識しかない「ハリバット」のサンドイッチにしてみました。
お酒に弱い私は、ワインバーなのにファンタオレンジを飲みながら、唯一空いていたバーカウンターにあるような脚が高くて下まで足が届かないイスの席で待っていると、頼んでいたサンドイッチが運ばれてきました。
サンドイッチとは言うものの、材料だけ盛られて挟むのは自分でやるようです。
赤身の魚だと勝手に思っていましたが、白身の魚でした。
魚の上に乗っているのは「ダッチシュリンプ」と書かれていましたが、「ダッチシュリンプ」で検索しても何も出てこないので詳細は不明です。
とりあえず材料をすべてサンドし、食べてみます。
ハリバットは、贅沢にも二枚盛られていたので、贅沢に二枚挟みます。
……うまい!
ハリバット自体は淡泊な味ですが、塩漬けになっているのか、ほのかな塩味でおいしいです。
身も弾力があり、食べ応えがあります。
謎のダッチシュリンプも、釣りのエサに使うオキアミを食べているみたいですが、普通においしいです。
薄味でしたが、小さい割にエビの味が濃いので、あまり気になりません。
そして帰国後、やはり正体が気になったので、「ハリバット」を調べたところ、 「オヒョウ」と出てきました。
1mを超す巨大なカレイの仲間です。
小さいころに図鑑で見て、一度本物を見てみたいと思っていた魚を、まさか知らないうちに食べているとは夢にも思いませんでした。
(オヒョウ以外のカレイの仲間をハリバットと表記することもあるようですが、黙ってオヒョウだと思い込んでおきます)
ちなみに父親はスモークサーモン(とハイネケン)。
オランダはノルウェーに近いので、アトランティックサーモンのような脂の乗ったおいしいサーモンなのではないかと思ったので、私が注文させました。
思惑通り脂の乗ったおいしいサーモンでした。
アトランティックサーモンは汚染されている!という噂が一時期流行ってましたが、やはりデマだったようです。
ちなみに注文時にパンも選べたので、父親の方は黒パンです。
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おいしい魚を食べ終えて、まだ時間があるので、まだ見ていないお店を見てみます。
まずは、今サンドイッチを食べたお店のすぐ横のお店。
カフェも兼ねたチョコレート屋さんのようです。
数cm角の大きさのチョコがごろごろと置かれています。
おなかいっぱいになった後でこの大きさのチョコを食べるのはちょっとキツいので、帰りに母親のお土産に買うことにしました。
そして、その店の近くにもスタバがありました。
こっちにもデミタスカップは置いてるのかな?と覗いてみると、なんとこっちのスタバにはありません。
さっきと同じように見えないとこにあるのかなと思って隅々まで見てみますが、やはりありません。
どうやら同じ空港内でも品ぞろえが違うようです。
あっちを見ていなければ、デミタスカップはたまたまロシアにあっただけなんだと思って買わずに帰ってしまうところでした。
さて、お店を見ているうちに、そろそろいい時間になってきました。
そろそろトイレに入るためにも、ゲートに向かいたいところですが、次に乗るポルトガル行きの飛行機は、三時間です。
日本からの飛行機に比べれば短いですが、日本の国内線の時間を考えれば十分長い。
途中で飲み物が欲しくなるかもしれないので、また飛行機に乗る前に飲み物を買うことにしました。
ゲートの行く途中のお店でペットボトルの飲み物が売っていたので、そのお店を見てみました。
どうせなら見たことないものにしようと探しますが、定番のものしかありません。
時間もそんなにあるわけじゃないので、とりあえずコーラではないものにしようとリプトンを買いました。
ところがこのリプトン。
日本では見たことない「グリーンアイスティー」でした。
「グリーンアップルティー」ではなく、「グリーンアイスティー」です。
おそらく日本人なら、グリーンアイスティーってことは冷やした緑茶?なんだペットボトルで売ってる普通のお茶じゃん!
と、思うかもしれませんが、全く違います。
普通、緑茶なら渋みや苦みのあるお茶を想像しますが、このグリーンアイスティーは甘いんです。
しかもミントか何かが入っているのか、甘いけどさわやかな味。
なんとなくグリーンアップルティーの風味に似ているような、似ていないような。
ちなみに実は、グリーンアイスティー自体は初めてではありません。
以前サンディエゴに行った際にホテルの目の前にあったサンドイッチ店で飲んだことがあります。
その店のグリーンアイスティーは、何故か完全にグリーンアップルティーの味(お茶の味よりもグリーンアップルの味が強い感じの)で、非常においしかったです。
行く度に注文してました。
このリプトンもグリーンアイスティーだと気付いた時に、あの時と同じ味なのかと期待しましたが、サンディエゴで飲んだグリーンアイスティーの方がおいしかったです。
集合時間より早めにゲートに到着し 、荷物があるので父親と交代でトイレに行きます。
父親がトイレに行っている間、ゲートの前のイスで待っていると、添乗員さんがやってきました。
やっとコピー機が見つかりました……と言いながら、渡されたのは小さな紙。
今後の予定や説明が書かれています。
これから三時間飛行機に乗るので、ホテルに着くのは真夜中。
少しでも説明の時間を減らして部屋に入る時間を早めるために、説明が書かれた紙を走り回ってコピーしてきてくれたみたいです。
次の日の朝は早くないから大丈夫だろう、と夜にオプショナルツアーを入れた次の日の朝が意外と早くてちょっと心配。
トイレも済ませて、添乗員さんからもらった紙を眺めていると、搭乗時間になりました。
今回の飛行機もKLMですが、成田からの飛行機より小さい飛行機なので、通路を挟んで三列席が二つという配置の飛行機です。
チェックインの時点で窓際が埋まっており、隣に誰かが来ることは確定していたので、今回は父親を真ん中にして私が通路側。
トイレが近い父親は渋りましたが、いざとなったら避けるから、と交渉しました。
機内では飲み物の他に軽食も出ていたようですが、ずっと寝ていました。
体のでかい私は、少しだけ肩が通路にはみ出すため、幾度となくCAさんのお尻で起こされました。
やはり男のCAさんは力強かったです。
日本より日が長いと言われるヨーロッパですが、ポルトガルに着いたころにはすっかり真っ暗。
ツアーの人たちもどことなく疲れた表情。
ほぼ24時間ぶりに再会したスーツケースを受け取って、バスへ向かいます。
スーツケースをバスに積んで、ホテルへと向かいます。
ここでもホテルでの説明を減らすため、添乗員さんが説明をします。
せっかくなのでポルトガルの夜景を撮ろうと窓の外にカメラを向けてみましたが、暗すぎて何も写りませんでした。
三十分ほどでホテルに着きました。
「トリップ モンティージョ パルケ」というホテルです。
チェックインは添乗員さんがやってくれるので、座って待ちます。
見た感じそんなに豪華そうではないんですが、一応三ッ星らしいです。
ロビーにはバーもあります。

少しチェックインに時間がかかっているので、外に出てみました。
外に出てみましたが、何もありません。
店らしきものは全く見当たりません。
完全に住宅街の中にあるようです。
しかもこの場所、空港から三十分離れていることからもわかる通り、リスボンでもありません。
観光から帰って来てちょっと街を見てみようってこともできないので、ロケーション的にはあまりよくないかもしれません。
チェックインが終わったみたいなので、中に戻りました。
事前に今度の予定や説明を終えていたおかげで、すぐに部屋に入れます。
添乗員さんからカードキーを受け取って、部屋に入ります。
中はとてもシンプル。
テレビも冷蔵庫もありますが、無料Wi-Fiは電波が弱すぎて使えませんでした。
ロビーに行くと使えます。
とりあえずトイレの水とお湯が出るか確認します。
水の流し方が変わった作りになっていたため、少し悩みました。
タンクの上にある突起を持ち上げると、タンクの蓋が開いて、水が流れるようになっています。
水量も問題ありません。
蛇口も特に問題はありませんでした。
若干水圧が強くて、手を洗おうとすると水が飛び散るくらい。
写真を見てもわかる通り、アメニティは石鹸しかないので、歯ブラシなどは自分で用意する必要があります。
トイレもお湯も大丈夫でしたが、一つだけ問題が。
なんと、シャワーにシャワーカーテンが付いていません。
シャワーの横にガラスの板が付いているだけです。
湯舟の半分以上が丸出しです。
誰かに見られるわけではないので、恥ずかしくはないですが、シャワーの水が思いっきり湯舟の外に飛び散ります。
ドアの下半分がボロボロになっているのを見ても、今まで数多の人がシャワーの水を飛び散らしたのがわかります。
気を抜くとトイレの方まで水浸しになってしまうと思うので、もし同じホテルに泊まる方は注意してください。
一通り部屋のチェックを終え、特に問題が無いのを確認したところで、すでに時刻は夜中の0時。
明日の集合時間もそんなにゆっくりではないので、今日はもう寝ることにしました。
明日は、ジェロニモス修道院とシントラ、ロカ岬へと向かいます!
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